文学賞を受賞した竜ヶ崎肇が授賞式当日向かおうとするのだが・・・・
脅迫して呼び出してきた女性がホテルで死んでいたり、盗まれた車が事故に合ったり、指名手配犯に脅されたりとなかなか辿り着かない。
授賞式に無事間に合うのか!?
赤川次郎さんの軽快な文章は、親しみやすく、読む速度が遅い私でもすぐに読み終わってしまう。
また、ミステリーやサスペンスは暗く陰鬱としているものが多くあるが(最近読んだものがそうでした・・・)、コミカルで、登場人物のボケや非現実的な描写で読者が心の中で突っ込みを入れたくなる、なんだか心を軽くしてくれる本でした。
ちょっとした合間などに手軽に読める、おすすめの一冊。